私は先日Ｔさんの都営住宅を訪ねました。

Ｔさんは三宅島噴火で避難し都内で生活をされていて、今回避難解除となりましたが三宅島には帰らず現在住んでいる所に残るそうです。毎月発行される「みやけの風」というおたよりを持って訪ねているのですが、会うたびにいろいろな話を私に聞かせてくれます。三宅島での話はもちろん、こちらでの生活の話もしてくれる中で今回の噴火によって失った物、心の不安など改めて感じ胸が痛くなりました。

何よりも自分の周りに知り合いや仲間がいなくなっていることが何よりも辛いのではないかと思いました。そのような人たちが沢山いると思うと一人でも多くの人たちにこれから生きていく喜びや楽しさを持ってもらいたいと思い、私はＴさんをはじめそういった方たちが少しでも元気に頑張ってもらえるよう、今出来る事をして支えになりたいと思いました。島民の方たちが元気でいつも笑顔でいられることを願っています。

ネットでは協力者により非帰島島民を訪問、電話などで応援します。

（島外 吉田志織）